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欲情の一線

今回は青山りささんの『欲情の一線』をレビューします。

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欲情の一線.JPG



表題作は、彼氏いない歴=年齢の主人公・希世。
それには理由があって、高校時代からの腐れ縁の浅見に5年間片思いをしているから。

しかし、希世は意地っ張りで浅見に対しても突っかかった態度をしてしまう。

そんなある日、希世と付き合いたいと男友達に言われ、浅見にも「まあいいんじゃね?つき合ってみたら」と言われ、ショックを受けてしまう。
そんな恋の行方とは・・・というお話です。


基本的に青山先生の絵は綺麗で好みなのですが、いつも気になるのが表情の乏しさ。
せっかく胸が痛くなるような切ないシーンがあったとしても、ほとんど変わらない表情のせいでどうも感情移入することができません。

今回のお話は特にありがちですし、大学生同士の他にも社会人のお話などが5話収録されているのですが、とてもあっさりとした内容でした。


ただ、男性キャラのクールな雰囲気がかっこ良くて、そのあたりが好きで読んでいる人も多いだろうなあと感じました。
年下の男性がほとんどなので、年下男子が好きな人にぜひ読んでもらいたいです。


ちなみにエッチシーンは、タイトルで「欲情」と言っているわりにはとてもあっさりで、エロさが全く伝わって来ませんでした。

さっぱりとラブストーリーを読みたい人はぜひどうぞ。


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