隠密姫～信長と光秀に愛された乙女～

父親の命令で尾張・織田信長に嫁ぐ事になった美濃の領主斎藤道三の娘・濃姫。初めは従順な妻を演じていたが、実は信長には明かしていない裏の顔を持っていて…。

この作品は「乙女武将～信玄が謙信に抱かれたワケ～」よりも好きです。正直それほど歴史に明るくない私ですが、この作家さんがしっかり下調べをしていることが良く伝わって来ます。もちろん歴女からしたら史実通りではない！と思うでしょうが、上手くフィクション化させたなという感想。それゆえ、ストーリーにも深みがあってページをめくるにつれ段々と引き込まれていきました。信長が死んでしまうシーンでは思わず涙しましたし、すごく切なくて、自分が思いのほかハマっていたことに気付きました。

絵も凄くキレイですし、エロシーンもなかなか良くてかなり満足です。特に女性の心情が良く伝わってきてドキドキできました。

歴史について語り出すとキリがないので、創作物として楽しまれる事をおすすめします。